一位一刀彫は今から200年前、飛騨に生まれた根付彫刻師・松田亮長を祖とする伝統工芸品であります。そもそも一位の木の由来は、平安時代に此の木で作った笏木を朝廷に献上したところ、あまりの木目の美しさ木肌の美しさに、正一位の名を賜ったと伝えられます。その後、学名も一位となり飛騨の分水嶺位山に産する一位材が最高とされ名木と云われる所以であります。その木目の美しさに目を付けたのが江戸時代の根付師・松田亮長でした。その後、幾多の一刀彫師に受け継がれ今に至っています。現在では各種置物、神佛像、面、レリーフ、香合、装飾品等にその匠の血が脈々と流れています。


 香合
(コウモリ・水鳥・達磨)


 根付け彫刻から始まったという一位一刀彫の原点とも言える小品。生活の中で愛されることへの匠の気持ちがこもっている。
 白衣観音像

 年月が経つごとにいろ・艶が増す。一位の特徴が活かされた観音像。繊細なタッチで伝統美を巧妙にかもしだしている。
 鶴亀の置物

 彫刻に適した硬度な質感を活かして木の良さを追求した作品。斬新なデザインと伝統技が高レベルで融合した芸術品だ。
 ループタイ
 小物アクセサリー


 赤太と白太のコントラストの面白さをうまく取り入れた木製のアクセサリー。着こなしのワンポイントとして活用したい。
 達磨大師

 一位の原木からそのまま切り出したかのような新しいタイプの立像。荒々しく残るノミの彫跡が迫力を感じさせる。
 鶏

 一位材を用いた鶏の置物。従来にはないデザインを取り入れ、大胆に新感覚を生み出している。